無粋な色ふやけた脳内 大事な空切り外して
成り行き任せにまた終点へと塗り替えていく
いつか忘れてしまうような誰の目も止まらないような
都合のいい痛みを振り払った 後悔もなく
明るいうちに 知らないうちに そこから零れそうな台詞を狩り
動けないほど 聞こえないほどありふれた言葉の裏を
縫い付けた耳も張り付いた皮膚も嫌いだったんだ悲しいくらいに
こんな事ばかり逸らしたくなくてこじつけに逃げた 忘れること無く
痩せた音を塞いで切った 耳鳴りの中で溶けそうな
途切れそうな痛みに目を瞑った 疑いもせず
夢の中の都合のように 僕の声が千切れるように
掠れてしまいそうで口をつぐむ 声に倣って
動けないこと 聞こえないこと また次の夢を待ち続けても
忘れたいこと 聞こえないこと 張り付いて剥がれないから
見透かした嘘も 投げやりな明日も すぐ側の声だ 星が遠のいた
そんな言葉狩り探したくなくて寂しくてすぐに消して染み込んだ
イカサマみたいに呆気無い嘘も本当の言葉も思い出せなくて
新しい夜だ埋もれて消えてくように冷たくて 助けてお願い