それはきっと愛の魔法が解けた刻 最後に待ち受ける悲しい物語
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似た者同士だと思ってた 勝手に思ってただけかもしれない
一緒に過ごした時が長くなって 弱いとこから崩れ始める
ひとつ幸福を掴むと ひとつ不安が軋む
積み重なった果てに 反復反芻(はんすう)の果てに
バケモノが――
バケモノが――――――――――――――――――――――
――メチャクチャにするんだ!!!!!!!!!!!!!!!
病的な愛を歌って ヒドい味でもどして
いつだって私のほうだけ
非対称で 不均衡で 脳ミソが騒めく
いつだって君は平常運転
ごめんね ごめんね 君のせいじゃないのに
それでも それでも どうしても許せないんだ
「ホントにどうしてなんだろうね――」
楽しい事は共有(わか)ちあえるのに 辛い事ばかりを張り合いたがる
それはきっと愛の魔法が解けた刻 最後に待ち受ける悲しい物語
「――終わりが近いね」
この温度差は一体何? 泣いてる私は何故?
一つ"無理"なとこが生まれて やがてすべて"無理"になる
前触れも無しに 予備動作も無しに
バケモノが――
バケモノが――――――――――――――――――――――
――暴れ始めるんだ!!!!!!!!!!!!!!!
君の声さえ疑って ヒドい後悔でもどして
いつだって私のほうだけ
不完全で 不信感で 喉元が焼ける
それでも君は平常運転
どうして どうして 君のせいじゃないのに
それでも それでも 君のせいにしてしまう
「それしかできなかったんだろうね――」
君の良いところたくさん知ってたのに 嫌なとこばかりが映りこむ
それはきっと長い夢から目覚めて 何も無くなった仄暗い部屋の中
「――終わりが近いね」
ホントは!!!ホントは!!!
そんな気持ち抱きたくないのに!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホントは!!!ホントは!!!
そんな気持ち抱きたくないのに!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バケモノが バケモノが 心に住むバケモノが!!!!!!!!!
――どうしようもなくメチャクチャにするんだ!!!!!!!!!
(もう喋りたくないと口を手で押さえた)
ごめんね ごめんね 君のせいじゃないのに
それでも それでも どうしても許せないんだ
「ホントは分かってる 分かってるんだ――」
楽しい事は共有(わか)ちあえるのに 辛い事ばかりを張り合いたがる
それはきっと愛の魔法が解けた刻 最後に待ち受ける悲しい物語
「――終わりに」
「たどりついてしまったね」