記憶を失くした僕が見たその笑顔は
君の笑顔によく似てる気がしたんだ
「ここじゃないの?」
僕がずっと求めていたあの景色は
「忘れたんだ。」
まだ見えない もう見えない?記憶の中
「どこにあるの?」
君がずっと探していたその答えは
「解らないよ。」
いつもよりも寂しそうな君の声が
今までのこと思い出しても
何も解らず虚しくなった
叫びだす心 抑えられなくなって
君を求めた もう何も要らないから
最期に一度だけ伝えたかったけれど
君が誰かも もうすぐ忘れるのかな
「ここにいてよ…」
涙流し君に願うこの言葉を
「どこにいるの?」
君のことを見つけられずさ迷ってる
「ここにいるよ。」
叫ぶ声も僕の元に届かなくて
「忘れないで…」
涙流し僕に願うその言葉を
すれ違うまま離れていくの
間に合わないよ 君に会いたい
飛び出した身体 今更止められない
胸の奥には消えかかった君がいた
伸ばしたこの手を誰も握ることもなく
落ちる さよなら これで僕は終わるんだ
もしもこの記憶が一つだけ残るなら
君の笑顔は忘れないで憶えてよう
生まれ変わって顔も名前も違っても
同じ笑顔なら君なんだとわかるから