誰を待つわけでもなく、独り
煙の中に嘘を溶かした
大人振って頼んだ珈琲は冷めた
耐えられずに一つまた一つ
器の中に賽を溶かした
大人振って頼んだ珈琲は冷めて
過ぎ去った時間の程を答えていた
珈琲と人生の苦味
何杯目飲んだ?眠れなくなる夜
足りない 足りない 足りないの
在りたい 在りたい 在りたいの 上手に
逃避行 人生は如何に
難解な問を煙に巻く ○✖︎
「知らない」「知らない 」「知らない」と
誤魔化して 白黒混ぜて
何を為すわけでもなく、独り
机に見栄と嘘を並べた
大人振って頼んだ珈琲は冷めた
飽きもせずに一つまた一つ
器の中に賽を浮かべた
大人振って頼んだ珈琲は冷めて
間違った分量を溶かし切れなかった
珈琲と人生の苦味
何杯目飲んだ?眠れなくなる夜
足りない 足りない 足りないの
在りたい 在りたい 在りたいの 上手に
逃避行 人生は如何に
難解な問を煙に巻く ○✖︎
「知らない」「知らない」「知らない」と
悉く惚ける
「知らない」「知らない 」「知らない」と
誤魔化して 白黒混ぜて