天(あめ)には栄え 御神(みかみ)にあれや
地(つち)には安き 人にあれやと
御使(みつか)い達の たたうる歌を
聞きて諸人(もろびと) 共に喜び
今ぞ生まれし 君をたたえよ
定め給いし 救いの時に
神のみくらを 離れて降(くだ)り
御霊によりて(または『いやしき賎の』) 処女(おとめ)に宿り
世人(よびと)の中に 住むべきために
今ぞ生まれし 君をたたえよ
朝日のごとく 輝き昇り
御光(みひかり)をもて 暗きを照らし
土より出(い)でし 人を生かしめ
尽きぬ命を 与うるために
今ぞ生まれし 君をたたえよ