風に乱れた ほつれ毛に
あなた指先 からませる
長い坂道 手を引いて
あなた微笑み ふりかける
そんなほどよい しあわせに
愛の形を 見失います
たしか あの時は二人 泥まみれ
どしゃぶりの中で裸足のまま
めまいするほどにほほをたたかれて
くるしいくらいに胸を抱かれ
離さないよと いった言葉
愛は限りなく 燃えていました
季節の流れに 身をまかせ
生きているのが つらくなる
さめた紅茶を 飲みほして
旅に出ようと 思いたつ
いつかほどよい しあわせに
愛を忘れる 予感がします
たしか あの時は二人 家を出て
若すぎることを罪に問われ
世間知らずだと傷をうけたけど
なりふりかまわずすべてささげ
死んでいいかと いった言葉
愛は限りなく 燃えていました