揺れる日傘泥だらけのひざ
まぶたを伏せて闇へ降り行く
この坂道を世界は転がる
Whole Low is Hollow
野蛮な声に君は微笑んだ
コントロールを失った
暗闇のなか体は傾いて
まっさかさまさ
カメラは回る食事のあいだに
時間は溶けて君はあおむけに
湿ったベッド虚ろな眼差しで
まどろんでいた
君のこころは楽団のそばに
砂ぼこりたてて行進している
「君は誰の子だい?」
誰かが耳打ちした