日陰そだちの この俺が
見つけた道は 遠すぎた
疲れた足を ひきずって
昨日につづく 雨の道
灯りが欲しいよ
道があんまり 遠すぎる
やけで覚えた 酒もある
酒で覚えた 恋もある
男の過去の 苦っぽさ
昔を早く 忘れたい
ひとり歩きは 暗すぎる
恋という字が ある限り
俺はあいつを 追いかける
ほんとは一人 欲しかった
こころの杖に なるような
日陰暮しは 永すぎる