何が残ったのか 君は知っているかい?
夜が残ったんだよ 夜に付けた君の指跡が
俺がかき集めて持って行ったんだよ そう思ったんだ
でも俺は行かなかったみたいだし 今も行けないんだ
何が残ったのか 君は知っているかい?
それは可能性 君が隠したもの
すっかり壊して放り出して 消されたと 俺が思っていたもの
でも俺は消さなかったし 今も消せていないんだ
君よ、俺のことは理解しないでくれ 絶対に読み解かないで
俺はただのマッチの燃え滓なんだから
君が起こす風に 俺はすっかり慣れたよ 時が経つにつれ
俺自身を押しつぶすような(風) 絶対に俺を読み解かないでくれ
何が残ったのか 君は知っているかい?
夜が残ったんだよ 夜に付けた君の指跡が
そして俺が残った 年を食った俺が
そして俺の顔に 君の指の跡が
何が残ったのか 君は知っているかい?
それは可能性 君が隠したもの
逃げて行ってしまえば 終わると 俺が思っていたもの
俺は逃げられなかったし 今も逃げられないでいるんだ
君よ、俺のことは理解しないでくれ 絶対に読み解かないで
俺はただのマッチの燃え滓なんだから
君が起こす風に 俺はすっかり慣れたよ 時が経つにつれ
俺自身を押しつぶすような(風) 絶対に俺を読み解かないでくれ