国境の町はずれに生まれた
電車もそこまでは行かない
大衆的な雰囲気の中では
夢見る方が
現実に直面するより易しい
何人の若者が出かけたことだろう
すでに持っている物を探しに
多分それは彼らの成功が
もう二度とないから
そして気持ちはそれ以上に傷ついているから
私は人生で学んだ
誰もこれ以上何もしてくれないと
でも這い上がるためにどれほどの努力をしたことか
二度と戻らないで前に進むために
そして今君がここにいる
ぼくの日常に意味を与えてくれる
君と出会ってすべてはよくなった
今君がいる
でもぼくは忘れない
友達もみんなまだここにいることを
ぼくたちはいつも孤独だった
この年で君は知らない
でもどれほどの競争と闘いがあったことか
前に進むために
そして今君がここにいる
ぼくの思いの中心に
君はぼくの心の溜息
終わりのない希望
君はぼくにとって
すでに復讐なのだ
今君にはわかるだろう
ぼくの中にいるのが誰なのか
国境の町はずれに生まれた
多分もう二度と帰らない
風だけを残して
通り過ぎた汽車のように
今日君はぼくのそばにいる
たった一人で
君がいる
今君が