手に手を取って
君は風が顔に吹き 君のほほえみを奪うのに気づく
古い季節は終わった
それは君の心に吹き 君の愛を奪う
手に手を取って 涙で溶かす
この甘い思い出は時間に消される
君がぼくの部屋でいっしょに暮した時
ぼくらにはお金はなかったけれど望みがあった
手に手を取って君はぼくを失い ぼくは君を失いそうだ
起こったことは君には馬鹿げて見えるだろう
夜 君はいつもより真剣だった
今は土曜の夜じゃない
でも手を貸して そばに来て
ぼくらの庭に花が咲くこともある
冬でも凍らないような
その花はぼくの君へのこの愛で咲く
手に手を取って 君は時の流れの中で見るだろう
君の顔に同じほほえみが
残酷な風が君からほほえみを奪い
誠実にも戻ってきて
愛が君の元に戻る