夜が冷たい 心が寒い
渡り鳥かよ 俺等(おいら)の旅は
風のまにまに 吹きさらし
風が変れば 俺等も変る
仁義双六(すごろく) 丁半かけて
渡るやくざの たよりなさ
亭主もつなら 堅気をおもち
とかくやくざは 苦労の種よ
恋も人情も 旅の空
情ないぞえ 道中時雨
どうせ降るなら あの娘の宿で
降っておくれよ しんみりと