清水港の 名物は
お茶の香りと 男伊達
見たか聞いたか あの啖呵(たんか)
粋な小政の 粋な小政の 旅姿
富士の高嶺の 白雪が
溶けて流れる 真清水(ましみず)で
男磨いた 勇み肌
なんで大政 なんで大政 国を売る
腕と度胸じゃ 負けないが
人情からめば ついほろり
見えぬ片眼に 出る涙
森の石松 森の石松 よい男