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turnover time:2024-11-05 18:39:43
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ひとつ、

花のゆめをみて、

ころころと駆けめぐる、こころ。

ふたつ、

星をみあげて、

光は、ねぇ、すんすんと

しずくになってゆくんだよ。

みっつ、

おなかが空いたら、すこし哀しくなって

たくさん空気をすいこんでみた。

おなかも、こころも、いっぱいにはならないんだね。

よっつ、

指尖に赫い色

つま先に黒い色

塗ってみて、まだ似合わないと笑ってた。

鏡のなかで、あそんでる。

いつつ、

いっとう最初にみつけた星に

名前はまだない。

まぶたの裏に映ってる光を

まばたきのあいだだけ

平気だとうそぶく。

むっつ、

いつか、遠い場所から自分をながめていた。

緑色の海のむこうがわで。

妄想の自分が微笑んで、

呼んでいる気がした。

ななつ、

棘が刺さって

赫い雨に濡れる。

まばゆい闇に吸いこまれた

もう孵る。

塗りつぶした心の骸殻。

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