また失敗したみたいだ
すべてが終わった後
ぼくはここにいる テラスから外を見て
君はぼくにしたことを何もわかっていない
君はぼくの渇きをいやした
心が疲れた 歩道の上で
話す でも何カ月かしてぼくは目が覚めても何も言うことがない
君はぼくの渇きをいやした
ぼくは未来を手にしたと信じた
(この手に)
もうそれは見えない
追えば追うほど
それは遠ざかる
誰もぼくの話を聞かない
誰もぼくを理解しない
月を見ている狂人みたいに
誰もぼくの話を聞かない
誰もぼくを理解しない
壁の向こうの叫びみたいに
ゆっくりと敗北へ向かって
背中をまっすぐにして
君はぼくに手が届かない
君はぼくに手が届かない
濃い霧の中を ぼくは走る走る
頭をあげて でも
君はぼくに手が届かない
君はぼくに手が届かない
ぼくらは会って 君は「どうしている?」と聞く
ぼくがどうしているか君はよく知っているのに
何年もぼくは歩きまわっている
たった一つのコメディをいつも演じて
たった一つのシーンをいつも演じて
何もうまくゆかない男の
すべてが問題になると君は知っている
みんなの間を歩いていると
ぼくは心の中をさらけ出したくなる
君は最後にはとにかくわかるだろう
いつも勝つことは不可能だと
でも負けると傷つく
何人の人を知っているかは問題じゃない
他の言語で 助けてと叫んでも無駄だ
誰もぼくの話を聞かない
誰もぼくを理解しない
月を見ている狂人みたいに
誰もぼくの話を聞かない
誰もぼくを理解しない
壁の向こうの叫びみたいに
ゆっくりと敗北へ向かって
背中をまっすぐにして
君はぼくに手が届かない
君はぼくに手が届かない
濃い霧の中を ぼくは走る走る
頭をあげて でも
君はぼくに手が届かない
君はぼくに手が届かない