何方にしようかな 天国の神様
我我は自由と言う怪物の腹中 不自由を喰う
種 仕掛 絡繰無しの日常の反芻
毎時毎分毎秒 刻一刻と
一刻を争う オウデエンス 烏合の衆
間違探し 答合せ迄 三・二・一
劇的を期待して只瞶めている 造花に水を遣る様な烏滸に告ぐ
比喩でも虚言でも無く 今 実物を演技している
然し 色鮮やかなアパシイで 錯覚に背鰭を載せ宙を舞う
水槽の海は 呼吸を奪っていく!
曖昧に未だ 隠している 路地裏 雨が降る様に秘めている
テイブルにたんと列べて さあ 食剤を耽美している
其処にスノビズムの亜流の群 傍観者は白眼の揶揄や怒号
エエトスの果ては今 何処だ?
the answer in the dark
聴かせてくれよ 偽物の価値に就て
何を裁き 何を描く
消失の畏怖に目目を塞いでいる
解らないわ!
何故 今 何故 僕は此処に立っている?
虚の像が排水口に渦を巻いて 深く深く 消えて行った
君の頬に 雨 降る 雨 誰か 衝き陥してくれ!
引金を弾く迄 幻さ
ずっと ずっと 僕は僕に擬態している!
虎視眈眈と乞うて只眺めている パアツを模して群がる阿呆に告ぐ
夢でも奇術でも無く 今 間違を間違えている
思慮を踏み躙るわ 呼吸の音と
カトラリイの悲鳴に耳が痛い
仕上がった僕の頭蓋の宇宙は
こわれるかんかく!
the answer in the dark
聴かせてくれよ 偽物の価値に就て
何を描き 何を願う
僕に成り済まして口を拭っている
解らないわ!
何故 今 何故 僕は此処に立っている?
嘘の想が生命の様に脈を打って 一つ一つ 消えて行った
君の頬に雨 降る 雨 早く 衝き陥してくれ!
引金を弾く迄 幻さ ねえ 何処へ向かっている?
the answer in the dark
聴かせてくれよ 偽物の価値に就て
例え此れが紛物でも 其れでも僕等は美しい
総ては神様の云う通り!