淘汰された。感情的。
謳歌すれば、彷徨えども
花瓶の中、水は枯れた。
ねえ君はさ、いつ死ぬの?
誠に残念ですが。
とても遺憾でありますが。
虚無を唱えてみましたが。
もう麻酔が効いてきたからボクはいくよ。
マボロシは見えないまま。
堕ちた。病棟。午前五時半。
ほら、目を開けたら。
全部数えて閉じたら
締まらないや、物語も。
君に劣る。足りないものを
赤色で誤魔化した。
指でなぞる。デキソコナイ。
突き刺してよ、心の臓に。
記憶の中、隔離された
もう見えない、分からないや。
そうだ、終わりにしよう。
溺れて行く。
こんなはずじゃなかった。
君を殺してボクも死のう。
なんで何も言わないの?
そんな顔も見れなくなるから
また寝れなくなる、縷縷(るる)。
細く途切れない君の声。
きっと終わりはないでしょ。
堕ちた。病棟。午前五時半。
ほら、目を開けたら。