永遠というわけじゃない
ぼくは一瞬を大事に生きたい
君がいた
彼女は特別な人じゃない
少なくともぼくはふりをするのがうまい
ぼくがいた
レヴァンテ(東風)が吹いている
木々は葉を落す
少し幹を曲げて
ぼくは20本のタバコを吸う
君の写真をみながら
それをぼくは忘れられない
空には特別なものはない
ただ凧がひとつ 凍るような風の中に残っている
もしもぼくがそれに乗れたら
君にはわかるだろう 永遠じゃない
二度とない
ピアノの上に
僕の心がばらまかれている
たとえ
ぼくがうまくやれると思っても
君が幸福であることを願っても
ぼくと同じように
そして家では 旅をしてそれから愛しあって
二つの目がぼくを見ている
それは君の目じゃない
バラ色の夜で雪が降っている
ぼくは歩きたい
1人で
空には特別なものはない
ただ凧がひとつ 凍るような風の中に残っている
もしもぼくがそれに乗れたら
君にはわかるだろう 永遠じゃない
二度とない
永遠じゃない
二度とない
ぼくらはただほんの少し進んだだけだと思う
二つの違う道を
君が偶然明日ここに現れたら
こんなふうにぼくらは本当はうまくいっていると言いたい
空には特別なものはない
ただ凧がひとつ 凍るような風の中に残っている
もしもぼくがそれに乗れたら
君にはわかるだろう 永遠じゃない
二度とない
永遠じゃない
二度とない