その首に口付け
匂いを嗅いでたい
あるいはここで死のうか
ある晴れた放課後
銃弾が降り注ぎ
惨劇の季節が来た
風が止まった
風車も止まった
ふいごも止まった
音も止まった
息も止まった
心臓も止まった
そうしてすべてお仕舞いに出来たら
どうかそばに居て
こんな悪夢も狂おしいほど愛してた
出来れば笑って
幾億光年
いつまでもいられますよう
お願いしたんだ
心は孤独だ
愛は見えない
数値に出来ない感情
でも震えている
脈を打ち続ける
波に浮かぶ残骸のように
どうかそばに居て
きみよそばに居て
夢だっていいよ
まだ目覚めてない振りして
きみすら消えて
匂いも忘れて
世界に取り残さないで
どうか神様