追憶と忘却の波に 踵かかとを委ねては
真っ新さらな安らぎを あてもなく求めて
旅人を気取る足取りは どこからか流れる
鐘の音に向かうも やがて膝をつき崩れる
お互いの瞬きが 聞こえるくらいの距離なのに
いつの間にか 幕は下りて
乾いた拍手が鳴り響く
二人で導き出した 離別の日々は
かつて誓い合った 永遠と同じ
果たせない約束も 後悔も嘘も
綴ればいいのでしょう おとぎ話に
朝露で目覚めを迎え 黄昏を見送る
あっけない歳月は 足跡さえ遺せず
琥珀色に染まる言の葉を いくら紡ぎ出しても
小鳥の羽音には やはり敵わないのだろう
粗筋も結末も 曖昧な舞台に立ち尽くす
それでもまた 幕は上がる
誰かと手をとり 踊りだす
それぞれが辿り着いた 未開の荒野は
かつて目指してた 理想郷となり
儚く萌ゆる花も 情熱も罪も
生まれ変わるのでしょう おとぎ話に
二人で導き出した 離別の日々は
かつて誓い合った 永遠と同じ
果たせない約束も 後悔も嘘も
綴ればいいのでしょう おとぎ話に
それぞれが辿り着いた 未開の荒野は
かつて目指してた 理想郷となり
儚く萌ゆる花も 情熱も罪も
生まれ変わるのでしょう おとぎ話に