空白に染まる形が
夢みたいに咲いては消えて
広くなった部屋 見ていた
何かになりたがったって
絵空事すぎて中身がないな
僕はいつだってそうだ
僕はいつだってそれくらい
無意味なんだ
いつも無意味なんだ
手を伸ばしても
届かないな
もう届かないな
空白にかけた言葉が
雨みたいに響いて消えた
広くなった部屋 見ていた
「僕は一人で大丈夫」
跳ね返る声が 心を裂いた
僕はいつだってそうだ
僕はいつだってそれくらい
無意味なんだ
いつも無意味なんだ
手を伸ばしても
届かないな
もう届かないな
そうして「君」を作って
不完全に踊ったって
繰り返すよ 何回でも
霞む目の前で 消えてく火も
繰り返すよ 何回でも
何回でも
君が全てなんだ
君が全てなんだ 届かなくても
透明とダンス
踊り続けるんだ 君と ねぇ
惹かれ合うまま二人ゼロになる
みたいな夢を僕はひとり想う
忘れたい想い出が「君」になる
笑って思い出せるその日まで